目次

• ○  お打ち合わせ
• ・着工前
• ・壁下地造り（ﾊﾟﾃ打ち）
• ・壁紙貼り
• ・入隅・出隅の納め方
• ・開口部のｼﾞｮｲﾝﾄ位置
• ・完成
• ○  

お打ち合わせ

今回は壁紙ｸﾛｽ＋床なので
各見本を見ながらお施主様に決めてもらいます。
ｸﾛｽは各ﾒｰｶｰでたくさん種類があります。まず迷います笑
内装材を選ぶときに大事なのは、どんな空間にしたいか！
まあ当然ですが、これのみです。
お部屋のイメージを漠然でもよいから教えてもらい、これは？この柄は？てな感じで絞り込んで決定していきます。

今回はITオフィスという事でしたので、あまりﾁｶﾁｶせず控えめにというご要望でした。
予算の兼ね合いもあり、壁は暖色系の無地・床は少しビビッドな赤系で決定です。

着工前

さあ早速の現場入り！
既存は、壁は石膏ボード、床はﾓﾙﾀﾙです。
工程は壁ｸﾛｽ→床Ｐﾀｲﾙ→床巾木の順で行っていきます。
この時施工側で見るのは、どこが悪いとこかです。
現場に来て、何の問題なく進められるほど現場は甘くないんですね💦
ﾎﾞｰﾄﾞが欠けていたり、ﾋﾞｽが足りてなかったり、ｸﾗｯｸ（ヒビ）が入っていたり様々あります。
不良を発見して、正しい補修する事が施工側の責任です。

壁下地造り（ﾊﾟﾃ打ち）

壁においての不良個所はさほどありませんでした。
強いて言うなら、ﾋﾞｽ頭が埋め込まれていなかった。ぐらいですが何発もﾋﾞｽを打つので
そりゃそんなときもあるよね。程度です。
それらを見つけ次第、すぐ直します。

さあ下地造りです。
ﾎﾞｰﾄﾞのｼﾞｮｲﾝﾄ・ﾋﾞｽ箇所に「ﾊﾟﾃ」を打っていきます。

これは一回目の様子です。

弊社では、ﾊﾟﾃは三回打ちを基本としています。
▶一回目　（ヘラ幅10cm）凹み部を充填　　　
▶二回目　（ヘラ幅15cm）ﾌｧｲﾊﾞｰﾃｰﾌﾟ補強材＋ﾊﾟﾃ充填
▶三回目　（ヘラ幅20cm）仕上げ
ヘラの幅は回数につれ広くしていきます。
この作業で大事なのは、平滑にすることです。
ﾊﾟﾃ打ちが上手い職人さんは、二回で平滑に仕上げる方もいます。

ﾌｧｲﾊﾞｰﾃｰﾌﾟは、ひび割れ防止のためにﾎﾞｰﾄﾞ間のｼﾞｮｲﾝﾄに貼り付けます。
特に開口部（ｻｯｼやﾄﾞｱ）階段付近はﾎﾞｰﾄﾞに振動を与えますので絶対貼らないと
割れますよ！

さて、ﾊﾟﾃもばっちりなので
いよいよｸﾛｽ貼っていきます。

壁紙貼り

今回は、応援職人さんを呼びました。
私の中学校からの友人のｸﾛｽ職人ブッチャー君です。
画像はないんですが、体がデカいです。笑
ただ、仕事は丁寧なんですよ。
なのでオドとブッチャー君で貼りました。

まずはこいつ。

ｸﾛｽ専用の糊付け機です。中古でも１５万程度新品だと３０万は軽く超えます。
たけ～。。。。

ｸﾛｽ貼りにおいて気を付ける事は空気を抜くこと　ｼﾞｮｲﾝﾄの位置　糊をふき取るです。
▶空気を抜かないと、膨れが発生しますよ！
なので専用工具で空気を外に逃がしながら押し流します。
▶糊をふき取らないと、後々汚くなるよ！
ｸﾛｽ裏面には糊がベットリくっついてます。ｸﾛｽを貼っている廻りは糊がつきます。
糊は、経年劣化と共に埃等が付着しますので黒くなります。
貼ったら、すぐにふき取ります。
▶ｼﾞｮｲﾝﾄの位置でひび割れが発生するよ！
ｸﾛｽは幅90cm程と決まっています。この決まっている幅で貼り進めるのですが
ｸﾛｽ同士のｼﾞｮｲﾝﾄの位置をどこに持ってくるかで品質が大きく変わります。

入隅・出隅の納め方

簡単にエクセルで書きました。
画像をみてわかりますかね？ｼﾞｮｲﾝﾄの位置が微妙に違いますね。
要は、入隅を突きつけるか・巻くかです。
これはどちらも正解の納め方です。

入隅を巻くことの利点は綺麗に見える。
なので一般的に入隅は巻いたほうが良い。と言われてます。
が、入隅を巻いたところは浮いてきます。

突きつけは巻き込みの反対が利点となり欠点となります。
突きつけ部はｺｰｷﾝｸﾞ処理をします。
角は開いてきますので隙間ができるので充填せねば。
また、貼替る際や、補修が容易なところも追加利点ですね。

もう一つ気を付けるｼﾞｮｲﾝﾄ位置があります。

開口部のｼﾞｮｲﾝﾄ位置

開口部（ｻｯｼ・ﾄﾞｱなど）は必ずｼﾞｮｲﾝﾄを内側にします。
壁紙も・ﾎﾞｰﾄﾞもそうです。
開口の隅部は揺れに対して弱いです。ここでｼﾞｮｲﾝﾄしますと、まず割れます。
だからだめだよ！

完成

床・巾木を貼って完了しました。
床・巾木も注意点はありますが、それはまた次回機会があれば。笑

今回は、簡単な工事でしたが気を付けるところはたくさんあります。
これからも確実丁寧に仕事をしてきます。
ご紹介・工事ご依頼ありがとうございました。

あと、こちらの現場でお打ち合わせをして頂いたお客様の方から
「新築建てれます？和ﾓﾀﾞﾝな家にしたいんです！」とご相談してくれました。
「造りましょう！チャンス下さい！」とご返事させてもらい現在土地探しを一緒にしています。そちらも楽しみです。

ではまた。

オド

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